今回は式根島に行く際に利用したさるびあ丸の特等室についてレポートしていきます。
合わせて、さるびあ丸の特等室予約にあたっての注意点も紹介します!

慣れない船旅+子連れ(大人2人、1歳児、3歳児)ということで、奮発して特等室です!
船旅って憧れますが、子連れだとなかなハードル高いですよね。
3代目のさるびあ丸の特等室の情報が少なくて、最初は予約をためらったのですが、快適に過ごせて大満足でした!
そもそもさるびあ丸とは
さるびあ丸とは、東海汽船が運航する大型客船です。
東京からだと、主に大島・利島・新島・式根島・神津島の航路に使われています。
定員も最大1343名でかなり大きい船です。
今使われているのは3代目で、2020年に就航したそう。



船内はピカピカです!
客室もたくさん種類があって、特等室、特1等室、1等室、特2等室、2等和室、2等椅子席と分かれています。
1等室以下は相部屋のような感じです。
子連れだと、うるさくしてしまったら他の方に迷惑がかかりそうなのが心配。
そこで、我が家はプライベートな空間を確保するために、特等室を予約しました。
さるびあ丸の特等室の中
早速、気になるさるびあ丸の特等室の中を紹介していきます。
さるびあ丸の特等室の情報が少なくて、予約をしようか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!
まずルームキーを使って入室。
特等室のルームキーはさるびあ丸に乗り込んですぐの仮設の案内所で2枚渡されました。



鍵を開けての第一印象、広い!綺麗!
中は、土足厳禁で靴を脱いで上がります。
ベッドはコンパクトなシングルサイズが2台です。
一般的なシングルサイズより少し横幅が狭い印象です。
枕元にコンセントがあって、充電には便利です。
奥にはソファとテーブルと椅子があります。
大きな窓がついているので、外の眺めも良かったです。
ベッドの間には、冷蔵庫があって中には600mlのお水が2本入っていました。



お水のサービスはないと思っていたので、嬉しいです。
あらかじめさるびあ丸に乗る前にコンビニで買っておいた飲み物を冷蔵庫に入れました。
その上の引き出しには湯沸かしケトルと、お茶パック、紙コップがありました。
船内共用部にも給湯器があるのですが、部屋でお湯が作れるのはありがたいです。
赤ちゃん用のミルクなんかもサクッと作れますね。
気になるさるびあ丸特等室の水回りはこんな感じです!
特等室に入ってすぐの右手の扉を開けると、トイレとシャワーと洗面台があります。
トイレはウォシュレット付きです。
ドライヤーもさるびあ丸の特等室についています。
ただし、風は少々弱め。
電圧の関係で強力なドライヤーが設置できないのかなと察します。
さるびあ丸特等室にはシャワーがついてます。
気になる水圧ですが…バツグンでした。



なんなら家のシャワーよりいい!
ドライヤーの風量が☆2つだとすると、シャワーの水圧は☆5つです!!(個人的感想です)
次にさるびあ丸の特等室のアメニティ類を紹介します。
- 浴衣
- バスタオル
- スリッパ
- アメニティ袋(シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯ブラシ、フェイスタオル)
アメニティ類は部屋に入ってすぐの棚に2人分設置されていました。
ベッド側からの内観はこんな感じです。
テレビもついてます。
ベビーカーは扉付近の土足スペースに置きました。
東京から式根島まで、約9時間。
長時間の船旅でしたが、さるびあ丸の特等室はかなり快適でした。
子連れだと、他の方が静かに過ごされている中で、子供がうるさくしてしまうのが心配ですよね。



さるびあ丸に乗り込んですぐは子供も興奮状態でなかなか落ち着いてくれませんでした…。
でも特等室であれば家族だけのプライベートな空間で、子供のペースにあわせて過ごせます。
家族みんなぐっすり眠れたので、到着日から元気に過ごせました。
特に子連れ、夜便ということであれば、さるびあ丸の特等室の利用はかなりおすすめです。
大人が2人いるなら、小学生未満の子供2人まで無料で特等室が使えますよ。
さるびあ丸の特等室を予約!知っておくべきポイント
さるびあ丸の特等室は快適でしたが、予約するにあたってはいくつか注意点があります。
「知らなかった!」と後悔しないよう、チェックしてみてください!
- 予約は早めに!特等室は電話予約のみ
- 特等室に使える割引制度
- 子供料金と添い寝問題
予約は早めに!特等室は電話予約のみ
注意としては、さるびあ丸の特等室は電話予約のみ受付ということ。
ネットでは予約できません!
さるびあ丸の特等室は6室しかなく、繁忙期は争奪戦必須です。



我が家は受付開始時間を狙って電話して無事予約できました。
電話がつながるまで少し待ちがあったので、同じように予約開始を狙って電話を入れている仲間がいるんだなと察しました…笑
電話予約受付開始日
乗船の2ヶ月前同日。
電話予約受付開始時刻
9時30分
ちなみにネット予約の場合は…
ネット予約受付開始日
乗船の2ヶ月前同日。
ネット予約受付開始時刻
0時
そして、もう1つさるびあ丸の電話予約のポイントがあります
それは往復予約の場合、復路が3日後の便まで一緒に申込み可能であること!
ただし、これは電話予約でのみできるワザ。
ネット予約では不可です!
本来であれば復路便の受付開始はまだなのですが、往復予約で申し込めば復路便もおさえられます。



受付開始日に先がけて予約がとれるのはありがたい!
「行きは予約できたけど、帰りちゃんと予約できるか心配…」という方で、復路が3日後の便までであれば往復予約がオススメです。
でも、復路が3日以上先の場合も気を落とさず。
・予約開始日の5月1日に往路の予約可能
・翌日5月2日に再度電話すれば、その日を基準に3日後の復路7月5日まで予約可能です。
電話を再度かけないといけない手間はありますが、一般受付開始日に先がけて、帰り便を予約できます!
さるびあ丸の特等室に使える割引制度
さるびあ丸には様々な割引制度があります。
シルバー割引(10%割引)、学生割引(20%割引)、団体割引(15名以上、最大30%割引)、障碍者割引(50%割引)などがありますが、多くの皆さんが検討しているのは割引額が高く、使うハードルも低い「インターネット割引」「早期購入割引」ではないでしょうか。
ただし、特等室はネットで予約できないため、インターネット予約は対象外です。
これから特等室に使えるおすすめの割引制度について紹介します。
全等級に使える割引制度。
利用日の14日前までに購入の場合、通常期20%割引、 繁忙期15%割引が適用される。
これは、インターネット割引と同様の割引です!
電話にてご予約後、利用日の14日前までに、主な旅行会社または竹芝客船ターミナル窓口にて、「早期購入割引で購入する」と伝えて、購入しましょう。
注意事項は以下の通りです。
電話での予約だけでは早期購入にはなりません。
利用する日の14日前までに窓口か旅行会社で支払いが必要です。
取消手数料が1名ごとにかかります。
出航前まで:30%または500円のいずれか高い方
出航後:100%
特等室自体が高い価格設定なので、割引が入るとかなりお得に。
ただし、その分支払った後のキャンセル料が高いので、よく検討してから支払いを済ませるようにしましょう。



我が家は14日前ギリギリに支払いを済ませました。
ちなみに、東海汽船の株主優待券は特等室も利用可!
条件はありますが、かなりお得にさるびあ丸の特等室を利用できます。
株主優待券の使い方は別記事にまとめているので良かったら見てみてください!


子供料金と添い寝問題



子連れなら特等室がおすすめ!とお伝えましたが注意点があります。
乗船料として、「幼児(1歳以上6歳以下※小学生を除く)」、「乳児(1歳未満)」は料金はかかりませんが、次の場合は「こども」料金が必要です。
- 「大人」1人につき「幼児(1歳以上6歳以下※小学生を除く)」が1名を超えて乗船する場合(2人目からは「こども」料金が必要)。
- 「幼児」、「乳児」が1名で指定席・寝台等を利用する場合。
- 「幼児」が単独で利用する場合。
こども料金は表示料金の半額です。
特等室を大人1人、幼児2人で利用するとなると、幼児1人分の料金が必要とのことなので、注意です。
また、子連れで特等室を利用するとなると、気になるのは添い寝問題。
ベッドが狭いので、寝方には注意したいところです。
向かって右のベッドは壁に面しているので、壁と大人の間に子供を寝かせることで落下を防げます。
子供1人の場合、壁に面したベッドで添い寝するのが安心ですね。
向かって左のベッドは壁に面していませんが、ソファーの背もたれ部分が少し張り出しているので、ここで落下をガードできました。
身長約100cmの息子。
ソファーの背もたれを上手く使って落下を防ぎました。
この画像でもわかるように添い寝するには少々狭めなベッド。



私はこの横で棒のようになって寝ました。笑
3代目さるびあ丸の特等室レポートと予約にあたっての注意点まとめ
今回は3代目さるびあ丸の特等室レポートと予約にあたっての注意点をまとめました。
料金は決して安くないですが、特等室はそれだけの価値があるなと思いました。
特に、小さい子供連れはさるびあ丸の特等室利用はおすすめです。



次回さるびあ丸に乗る際も、特等室を利用したいと思います(願望)