
長時間赤ちゃんを抱っこして飛行機に乗るのは大変…。
飛行機で快適に過ごすために、赤ちゃん連れで飛行機に乗るなら「ベビーバシネット」の利用を考えるのがおすすめです。
でも、国内線だとベビーバシネットはANAとスターフライヤーの2社しか利用できません。
(JALは国際線のみ使用可。エアドゥ、ソラシド、FDA、ジェットスタージャパン、Peachは導入なし。)
今回は国内線でベビーバシネットを使おうと考えている方に、会社ごとのバシネット利用ルールをお伝えします。
合わせて、国内線でベビーバシネットを使う際の注意点もチェックしてみてください!
そもそもベビーバシネットとは


ベビーバシネットとは、飛行機内で利用できる取り外し可能な乳児用のベッドのことです。
航空会社によって「ベビーバシネット」、「ベビーベッド」と呼ばれ方が異なる場合も。
取り付けできる座席は限られていて、利用にあたっては予約が必要です。
バシネットは航空会社、機材によって様々な種類があり、一律にどのような形状とは言えません。



利用のルールも航空会社ごとに違うので、利用にあたっては事前に知っておくのが安心です。
ANAとスターフライヤーのベビーバシネット利用ルール
国内線でベビーバシネットが使えるANAとスターフライヤーの利用ルールをお伝えします。
体重制限 10kg
取り付け位置、ベビーバシネットの形状は機材によって異なる。
当日の飛行状況によって、取付できない場合もあり。
エアバス A320、ボンバルディアDHC8-Q400、一部のボーイングB737のANA便、提携航空会社が運航する一部の便は取付不可。
体重制限 11㎏
取り付け位置は、1番前の座席。
シートベルトサイン消灯時のみ使用できる。
ANAとスターフライヤーではベビーバシネットは体重制限に1kg差があることに注意です。
ちなみに娘は1歳前に10㎏を超えており、1歳の時点でANA規格のベビーバシネットは使用不可になります。
現在1歳7ヶ月の娘は体重停滞期でまだ10kg台なので、使おうと思えばスターフライヤーのベッドは使える状況です。
国内線ベビーバシネット利用の注意点


国内線でベビーバシネットを使うにあたって、知っておくべき注意点があります。
以下の3点は、ベビーバシネットを予約する前に理解しておきましょう!
- ベビーバシネットは上空のシートベルトサイン消灯時のみ
- 取付可能座席のほとんどが離着陸時足元に荷物を置けない
- 上級クラスが近くて気を遣う&トイレ近くで騒がしい場合も
ベビーバシネットは上空のシートベルトサイン消灯時のみ使用可
ベビーバシネットは、上空のシートベルトサイン消灯時のみ使用できます。
またベビーバシネットは地上で取り付けられているわけではなく、離陸後シートベルトサインが消えてからCAさんが取り付けてくれます。
また、もともと飛行時間が短い場合や天候が悪く機内が揺れている時なんかはシートベルト消灯時間が短いこともあり、ほとんどバシネットは使えません。
子供がバシネットで寝てくれた場合も、偶発的にシートベルトサインが付けば抱き起こして膝の上に座らせる必要があります。
着陸準備に入れば、ベビーバシネットも取り外されます。



常時使えるベビーベッドではないということは頭に置いておきましょう。
取付可能座席のほとんどが離着陸時足元に荷物を置けない
ベビーバシネットが取り付けられる席は限られており、そのほとんどが離着陸時に足元に荷物を置けない座席です。
スターフライヤー、ANAともベビーバシネットが取り付けられる席は前が壁というのは同じです。
前が座席の場合、前の座席の下に荷物を収納できますが、前が壁の席の場合は脱出の妨げになるので、離着陸時は足元に荷物は置けません。
何かと荷物が多い赤ちゃん連れ。
足元に荷物を置ければ、サッと必要な時に必要なものを取り出せますが、それができないのは少し不便かもしれません。
離着陸時は必要最低限の荷物を座席前ポケットにしまい、その他の荷物は上の棚に収納しましょう。



隣が空席の場合、そこに荷物を置かせてもらえる場合も。一旦CAさんに相談しましょう。
上級クラスが近くて気を遣う&トイレ近くで騒がしい
ベビーベッドを何度か使わせてもらったことがあるのですが、壁の前が静かな上級クラスだったり、逆に人の往来が激しく騒がしいトイレ前だったり。



トイレの流す音やドアの閉まる音に赤ちゃんがびっくりすることも!
ベビーバシネットを予約する際は、ネットではなくオペレーター対応の電話になるので、
「上級クラス近くは気を遣うから避けたい」
「トイレ近くはちょっと…」
と気になる方は、ベビーバシネット予約時に座席の周りの状況を聞いてみるのもおすすめです。
国内線でベビーバシネットを使うならANAかスターフライヤーまとめ
今までの内容をおさらいします。
- 国内線でベビーバシネットが使えるのはANAとスターフライヤーのみ
- ベビーバシネットの体重制限に差あり
- 上空のシートベルトサイン消灯時のみ使用可能
- 離着陸時、足元に荷物を置けない
- ベビーバシネットを予約する際は、周りの状況にも注意
今回は、国内線でベビーバシネットを利用するにあたって知っておくべきことをまとめました。



国内線だとANAとスターフライヤーのみベビーバシネットが使えるというのは驚きでした!
国内線とはいえ、赤ちゃんをずっと抱っこしているのはしんどいですよね。
親と子の負担軽減のためにも、国内線でもベビーバシネットをうまく使いたいですね。